はじめに
ブログ開設の経緯
日本の憲法条文はこれまでどのように変遷してきたのか?どのような条項が加えられ、あるいは廃されてきたのか?
これを1つ1つ各憲法案ごとみていくのはたいへんな作業です。
そこで各憲法案を横断し、論題ごと、または条項ごとに対応付け、参照しやすく便宜の図られた資料があるはずだと思い検索してみました。
しかしどうでしょう。どうもそのような資料はないようなのです。探し方がわるいのか、そのような資料をどなたかすでに作成はされていても公開していないのか、いずれにしても見あたりませんでした。
そうなると仕方ありません。ないものは仕方ありません。つくるしかありません。
こうしてこれまで考えられてきた私擬憲法等を日本国憲法の条項を基に対応づけた資料を作成しようと思い立ったのでした。
ブログ発願
憲法に親しみのない方にあっては「憲法」というなにか格調高く感じてしまう言葉の響きや条文の文体から、なにか敷居の高さのようなものを感じてしまうことでしょう。
また知りたいことを探しだす煩瑣な作業や各憲法案どうしでの比較対応をとる煩雑さは、憲法が難しいもので手に負えないものででもあるかのように感じさせてしまうこともあるでしょう。
こうしてこれまでどおりまた憲法に関わらない日常へと戻っていってしまう方は多いことでしょう。
本サイトがこのような方々の抵抗感をすこしでも緩和し、憲法について考える契機となれば幸いです。
また憲法に造形の深い方にあっては、論文や寄稿文の執筆に先立って資料の収集・管理を要することがあるでしょう。
そしてこの作業こそが執筆よりもより煩わしいといったことも往々にしてあることでしょう。
そのようなとき、すこしでも参照のお役に立てれば幸いです。
日本の憲法について考えたい方、みなさんの一助となればとおもいつくられたサイトです。
ご注意
検索・参照の便を図り通し番号で条数を振っていたり、原文のままの場合もあれば新字体に改めているものもあったりと原本とは異なる場合がございます。資料を利用するにあたり正確さが求められる場合にはお手数ですが原本にあたりご確認ください。
また、ニッポンの憲法を比較しようと企図するのなら私擬憲法等では触れられていても日本国憲法では皇室典範や諸法において記述されているものなどがあり、それらも対応させなければならないところですが、それをするとなると収拾がつかなくなりますので、その点、限定的であることにもご注意ください。
特徴は特徴のないこと
憲法について考えてみようと思い立ったとき、その資料が特定の立場から主張されるある種色のついた意見であっては抵抗感を抱かせてしまうでしょう。
そのようなことに配慮し、偏見なく参照できるよう日本国憲法をもととして私擬憲法等の条文を対応づけて示すだけにとどめ、本サイトではわたし個人の日本の憲法について思うところは記さないことといたします。
ただし、慧眼や卓抜なるご意見をいただいた折には、コメント欄か記事本文へと転記させていただいてご紹介させていただく予定でおります。
参照資料の著作権について
本サイトにある各憲法案はパブリックドメインであると考えられるものを用いております。
著作権の取り扱いについて、その根拠とする情報はいささか不正確ではありますが、Wikipediaの著作権にある記述をもととしております。
誤認等がありましたらご指摘・ご意見ください。確認後すぐに対応いたします。
日本国憲法では取り扱われていないものについて
国土については安全保障に関するものとともに日本国憲法第2章第9条「戦争放棄・平和主義」に分類し、元老院については日本国憲法第4章「国会」の議院や衆議院・参議院の項にと、あちらこちらに割り振っております。
特に元老院について調べようとされるのなら、その憲法案全文にあたられた方が見やすいとおもわれます。
国土や元老院についての内容以外でも重複している条文やおよそ対応していないようなところに分類されている条文もあります。その点ご注意ください。
このような仕様になっているのは、日本国憲法全103条に対応付けることを旨とし、これに対応しない条文は無理矢理に分類し、項を新設しないという方針を通した結果です。
コメントの承認・非承認について
各条文ごとに分けておりますのでご意見・ご見解がございましたら対応する条文のコメント欄にコメント頂きたいとおもいます。
ただその際もわたしの見解は極力表さず、ただみなさまのコメントのご紹介に徹するように致したいと思います。
なおコメントは承認制とさせていただきます。
本サイトの評価等についてはありがたく拝受し、間違いの指摘等についても同様、ありがたく拝聴し、修整を要する場合は修整しますが、心苦しくもコメントは非承認とさせていただきます。またお礼等の返答等も失礼ながら控えさせていただきます。
これは憲法についてのご意見だけを表記したいという考えによるものです。もしコメントいただく場合には、この点、予めご了承ください。
また、含蓄のある興味深い意見であっても品性を欠くお言葉遣いをされている場合や批難・罵声の類も非承認とさせていただきます。
ただしよほど画期となるコメントはその限りではありません。いかに口汚くともそのような見識はご紹介しない方が不当であると考えるからです。
このような考えではありますが、コメントをお寄せいただく際は、是非とも口汚くならないようご理解ご協力を賜りたいとおもいます。