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日出ツル處の憲法

ニッポンの憲法比較サイト

第八十一条「法令審査権と最高裁判所」

第六章「司法」

日本国憲法

第八十一条

 最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。

 

日本国憲法改正草案(自由民主党)

第81条(法令審査権と最高裁判所)

 最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する最終的な上訴審裁判所である。

 

憲法改正原案(おおさか維新の会)

第五章のニ 憲法裁判所

(憲法裁判所の権限)

第七十五条のニ

 憲法裁判所は、次条から第七十五条の五までの規定による訴え又は移送された事件について、一切の法律、命令、条例、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する大一審にして終審の裁判所である。

 

(法令の抽象的合憲性審査)

第七十五条の三

 内閣総理大臣又はいずれかの議院の総議員の四分の一以上の議員は、法律の定めるところにより、憲法裁判所に対し法律、命令、条例又は規則が憲法に適合するかしないかの確認の訴えを提起することができる。

 

(法令の具体的合憲性審査〔通常裁判所からの憲法判断の移送〕)

第七十五条の四

 通常裁判所は、その係属している事件について、当該事件に適用しようとしている法律、命令、条例若しくは規則又は当該事件に係る処分が憲法に適合するかしないかの判断を求める必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、当事者からの申立てにより又は職権で、これを憲法裁判所に移送することができる。

 

(機関相互間の争訟)

第七十五条の五

 前二条に定めるもののほか、憲法により権限を定められた機関は、法律の定めるところにより、その権限の存否又はその行使に関する紛争について、憲法裁判所に対し、訴えを提起することができる。

 

(憲法裁判所の判決の効力)

第七十五条の六

 憲法裁判所の判決において憲法に適合しないとされた法律、命令、条例、規則又は処分は、当該判決により定められた日に、効力を失う。

 ② 憲法裁判所の判決は、すべての公権力を拘束する。

 

(憲法裁判所の構成)

第七十五条の七

 憲法裁判所は、十二人の裁判官でこれを構成し、法律の定めるところにより、衆議院、参議院及び最高裁判所がそれぞれ四人を任命する。

 ② 憲法裁判所の裁判官は、識見が高く、かつ、法律の素養のある者の中から任命されなければならない。

 ③ 憲法裁判所の長たる裁判官は、憲法裁判所の裁判官が互選した者について、天皇が任命する。

 ④ 憲法裁判所の裁判官は、任期を六年とし、再任されることができない。

 

(憲法裁判所の規則制定権)

第七十五条の十

 憲法裁判所は、第七十五条の三から第七十五条の五までの規定による訴え又は移送された事件に係る訴訟に関する手続並びに憲法裁判所の内部規律及び事務処理に関する事項について、規則を定める権限を有する。

 

(権限についての訴訟)

第九十八条

 国、道州及び基礎自治体の相互間における権限の存否又はその行使に関する紛争についての訴訟その他法律の定める事項は、憲法裁判所で処理するものとする。

 

憲法草案要綱(憲法研究會案)

第二十七条

 議会は憲法違反其の他重大なる過失の廉により大臣並官吏に対する公訴を提起するを得。之が審理の為に国事裁判所を設く。

 

Constitution of Japan(MacArthur:GHQ)

Article LXXIII.

 The Supreme Court is the court of last resort.

 Where the determination of the constitutionality of any law, order, regulation or official act is in question, the judgment of the Supreme Court in all cases arising under or involving Chapter III of this Constitution is final;

 In all other cases where determination of the constitutionality of any law, ordinance, regulation or official act is in question, the judgment of the Court is subject to review by the Diet.

 A judgment of the Supreme Court which is subject to review may be set aside only by the concurring vote of two-thirds of the whole number of representatives of the Diet.

 The Diet shall establish rules of procedure for reviewing decisions of the Supreme Court.

 

マッカーサー草案(GHQ草案)外務省仮訳

第七十三条

 最高法院ハ最終裁判所ナリ

 法律、命令、規則、又ハ官憲ノ行為ノ憲法上合法ナリヤ否ヤノ決定ガ問題ト為リタルトキハ、憲法第三章ニ基ク又ハ関連スル有ラユル場合ニ於テハ、最高法院ノ判決ヲ以テ最終トス

 法律、命令、規則、又ハ官憲ノ行為ノ憲法上合法ナリヤ否ヤノ決定ガ問題ト為リタル其ノ他有ラユル場合ニ於テハ、国会ハ最高法院ノ判決ヲ再審スルコトヲ得

 再審ニ附スルコトヲ得ル最高法院ノ判決ハ、国会議員全員ノ三分ノ二ノ賛成ヲ以テノミ之ヲ破棄スルコトヲ得

 国会ハ、最高法院ノ判決ノ再審ニ関スル手続規則ヲ制定スベシ